甘やかしてくれる系女の子っていいよね…!!
今回は夜のひつじさんの純粋あまあま、シロップ漬けボーイミーツガールADV 彼女、甘い彼女の製品版についての個人的感想を書いていきます。
主人公の高尾修士は男子校に通う高校3年生。ある日いつものように土手でたそがれつつ本を読んでいると、すぐ近くでつい先ほどまでは女友達と楽しそうに過ごしていた女の子が土手に座り込み、泣きだしてしまう場面に遭遇します。
何故泣いているのか、そもそもこういう時、どうしたら良いか分からない。修士は悩みますが悩んでいても仕方ないと彼は少しの勇気を振り絞り、すぐ近くのデパートまでミニタオルと黄金糖を買いに行きます。
しかし、いざ買って戻ってきて、声をかけてしまった後で彼女が泣き止んでた事に気付きます。
泣き止んでいる可能性を全く考慮していなかった修士は焦りますが、彼女はふわりと笑ってそれを受け取り目元を拭い、修士がぶしどろもどろになりながらも差し出した黄金糖を食べて笑顔になってくれます。
その時は気恥ずかしくなり逃げるように帰ってしまった修士ですが、その後あの土手や街で幾度も再開し、少しずつ泣いていた女の子、音羽ゆきと仲良くなっていきます。
小説談義で盛り上がったり、喧嘩して破れたズボンを繕ってもらったり、どうしてあの時泣いていたかの悩みをゆきから聞いたり…。
距離が近付いていった二人は、やがて修士がゆきに抱いていた恋心がゆきが察してバレる形で交際に発展します。
しかし、修士にはある問題がありました。彼は複雑な家庭環境で現在一人暮らし。
そして、世の中にたくさん人がいてそれぞれ生きているんだから、自分がなんかしてもしなくても同じじゃないかと昔考えてしまったせいで、どうしても頑張る事が出来ない。そんな自分を見て自分は逃げてばっかりなのではないかといつも考えてしまいます。
そんな悩みを吐き出してしまった修士に、ゆきは「わたしに逃げれば?」と優しく提案します。
嫌な事から逃げると嫌な自分が見えてしまう、嫌だと思う自分が嫌だと思う自分が嫌。
それならゆきのところに嫌な事があったら逃げれば、それ以上逃げなくてもいい。
また、修士は逃げているのはなく帰る場所がないだけなのかもしれない。
ゆきはそう言って、「これからはわたしが放っておかないよ」と微笑みます。
こうして二人の甘え甘やかしの、あまあまな日々が始まります。
物語は一本道で、選択肢等はありません。
ゆきは少し天然ボケで、意味のない可愛い事を無意識に言ったり、独特なノリを持っていて唐突に少しふざたり、からかってみたり、それに相手がノってくれると喜んでくれたりします。
また、彼女はとても甘やかしてくるタイプで、何でもしてくれて、主人公のどんな行動も受け止めてくれます。少し修士がふざけたことをやってみても、「しょうがないあなぁ」と微笑み受け入れてくれます。
Hシーンにおいても、彼女は修士をひたすら溺れてしまいそうな程甘やかしてくれます。
主導権がゆきにある事も多く、サービス精神や好奇心が旺盛だったり、修士がしたい事を見破ってしたいことをやらせてくれる彼女に修士が骨抜きにされるHシーンが多いです。
アブノーマルなプレイは一切ありません(あえて言うなら鏡を使う場面が少しだけあったかな…)、ひたすらにイチャイチャラブラブHです。
と、このように物語は日常もHも含めて、主人公がひたすらにゆきに甘えながら進みます。
とにかくゆきちゃんが可愛い作品でした。とても甘えたくなる圧倒的母性です。
優しく膝枕してくれたり撫でてくれたり、料理を一緒に作ってくれたり、どんなことでも受け止めて気にかけてくれる。
ただ優しいだけじゃなくて、甘やかしながらも時折見せる茶目っ気もとても良いです。
少しふざけてみて反応もらうのを待ってみたり、おちんちんの事をカチカチ山って言ったりと何か頭に浮かんだことを言って例えてみたり、あんまり意味のない事を言ってみたりと明るい彼女の様子がとても可愛く描かれています。
修士を甘やかしてくれている優しげな微笑みもいいですが、お話している時の笑顔もとても魅力的で二重に萌えます。僕もゆきちゃんとふざけあいながら甘えたい人生だった…
ゆきの声優さんの演技も、ゆきにとても合っていて良かったです。可愛い感じの声で優しさを感じ、ゆきの優しさやお茶目さがとてもよく表現出来ていて、ぴったりで良かったと思います。
また、BGMも全体的に作品の雰囲気にとても合っていたと思います!
純愛系や難しい事あんまり考えずにひたすらイチャイチャしてる甘~い物語が好きな方、母性を感じて甘えたくなるキャラクターが好きな方、ゆきのデザインが気に入った方にお勧めの作品です!